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富士フイルム、米国の半導体用高純度溶剤の製造・販売会社を買収
富士フイルム、半導体関連の製造プロセスなどで使用する溶剤の製造・販売を手掛ける米ウルトラ・ピュア・ソリューションズを買収する。写真は、ウルトラ社のWebサイト。[写真拡大]
富士フイルムは1日、半導体関連の製造プロセスなどで使用する溶剤の製造・販売を手掛ける米ウルトラ・ピュア・ソリューションズ(Ultra Pure Solutions)を買収すると発表した。ウルトラ社の高純度溶剤を中心とした製品ラインアップや顧客基盤を獲得することで、半導体材料事業を拡大していく方針。
同社によると、今回買収するウルトラ社は高純度な溶剤を安定的に製造できる業界トップクラスの精製技術を備え、カリフォルニア州とテキサス州に製造拠点を持つ。製品は、半導体の製造プロセスなどで使用される高純度溶剤を中心に幅広いラインアップを持ち、米国の大手半導体メーカーや化学メーカーを顧客に抱える。
買収手続きは年内に完了させて、半導体材料の製造販売子会社、富士フイルム・エレクトリック・マテリアルズUSA(FUJIFILM Electronic Materials U.S.A.)の100%子会社「富士フイルム・ウルトラ・ピュア・ソリューションズ(FUJIFILM Ultra Pure Solutions)」として新たにスタートさせるという。
今後、ウルトラ社の高純度溶剤を利用した高機能・高品質なフォトレジストや現像液なども開発する方針という。
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