【今日の言葉】GDP600兆円に対する株価水準はいくら

2015年9月25日 10:12

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 『GDP600兆円に対する株価水準はいくら』=安倍総理がアベノミクス第2ステージで、『GDP600兆円』の目標を宣言した。足元のGDPは大体520兆円程度だから約80兆円増やすということになる。これに見合う日経平均の水準はいくらになるだろうか。たいへん気になるところである。

 1つの目安としてGDPと株式時価総額の関係からアプローチしてみる。時価総額もGDPとほぼ同水準の520兆円ていどで推移している。時価総額もGDPが増えれば600兆円へ80兆円増えることが見込まれる。日経平均と時価総額の関係には日経平均1000円当り約20兆円の変動関係があるから時価総額の80兆円増加は日経平均約4000円の押し上げ効果となり、現在の日経平均1万7000円程度は2万1000円程度という目標値が予想される。

 上値は低いようにも感じられるが、アベノミクス第2ステージに続く第3ステージが期待できるとすればGDPの伸長に伴って日経平均の上値も大いに期待できる。もちろん、人気次第では時価総額がGDPに対し上方乖離する可能性も十分ある。実際、1990年のバブルの時は時価総額がGDPに対し2倍近くまで乖離が拡大した実績がある。そのためには、日本のマーケットにどのような人気要因が加わるかがポイントである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】アイリッジは最安値も先駆ビジネスモデルの高成長性を評価し直近IPO株人気が再燃も(2015/07/28)
【鈴木雅光の投信Now】退職金運用プランに騙されるな(2015/07/27)
セキドの関戸正美社長にインバウンド需要取り込みを聞く(2015/07/26)
3年先がイメージできれば投資は半ば成功する=犬丸正寛の相場格言(2015/07/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事