NEDOが水素ステーション普及拡大に向け新たな研究開発へ 液化水素ポンプ設置のデータの取得など7つのテーマで

2015年9月15日 09:02

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記事提供元:エコノミックニュース

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、水素ステーションの普及拡大に向けて、設置・運用における規制の見直しやコストの削減に向けた新たな研究開発に着手した。

 NEDOは2013年度から、燃料電池自動車(FCV)と水素供給インフラの本格普及に向け、水素ステーションの設置・運用に係る規制の見直しやコストの削減を目指した「水素利用技術研究開発事業」に取り組んでいる。今年6月には内閣府の規制改革会議の答申を受けて、「液化水素ポンプの設置基準」や「水素スタンド用蓄圧器へのフープラップ式複合圧力容器※1の使用」等の規制見直し項目が新たに閣議決定された。この見直しによって、水素ステーションの設置・運用コストの低減が進み、普及の促進が期待されている。

 このような背景のもと、NEDOはこの事業において、水素ステーションの設置・運用における規制の見直しや構成機器のさらなる低コスト化に関する研究開発として、液化水素ポンプ設置に係るデータの取得や新方式の複合圧力容器蓄圧器の技術開発など、新たに7件のテーマを採択した。事業期間は2017年度までの3年間を予定しており、現在4~5億円とされている水素ステーションの建設コストを今後半減し、水素ステーションのさらなる普及拡大を目指す。

 今回採択した主な研究開発内容としては、液化水素をポンプにより液体のまま昇圧して、送ガス蒸発器で気化・加温して蓄圧器やディスペンサーに水素を圧送するタイプの水素ステーション(液化水素ポンプ昇圧型)は、現行の水素ステーション(圧縮機昇圧型)に比べて、専有面積の省スペース化、および設備コストやランニングコストの低減が期待できるという。そこで液化水素ポンプの設置に関する関連法規の整備及び規制の適正化を実現するため、液化水素ポンプ設置の技術基準化に資するデータ等の取得について研究開発を行う。

 また、スチール製ライナーを適用した「フープラップ式複合圧力容器蓄圧器(Type2容器)」は、フルラップ式複合圧力容器蓄圧器(Type3、4容器)に比べて炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の使用量を削減できるため、より安価な蓄圧器の製造が期待される。そこで、スチールの特性を反映した長寿命で低コストな水素ステーション用フープラップ式複合圧力容器蓄圧器の研究開発を行う。 (編集担当:慶尾六郎)

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