住友化学、ブラジルに農薬などの研究開発拠点を設立

2015年8月26日 12:59

印刷

 住友化学は26日、農薬などの農業関連製品の効力評価、開発、分析を行う「ラテン・アメリカ・リサーチ・センター」をブラジルに設立することを決定したと発表した。

 「ラテン・アメリカ・リサーチ・センター」は、住友化学グループが初めて中南米に設置する研究開発拠点で、同社100%子会社である住友化学ブラジル社が運営する。農薬事業の戦略地域である中南米を対象とした、精密かつ信頼性の高い評価試験を実施することで、現地に最適な製品の開発を加速させることが目的。

 住友化学は、開発および販売体制の強化を目的に、一昨年に住友化学ブラジル社の支店をアルゼンチンに新設した。今年8月にはチリで農薬販売などを行う事業会社の統合もしており、今後も中南米地域での事業拡大を積極的に進めていく。

関連記事