トヨタ、ロボ・ガレージら、宇宙飛行ロボット「KIROBO」を日本科学未来館で特別公開

2015年8月22日 18:03

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ISSに滞在する若田光一JAXA宇宙飛行士とKIROBO(きぼうロボットプロジェクトの発表資料より)

ISSに滞在する若田光一JAXA宇宙飛行士とKIROBO(きぼうロボットプロジェクトの発表資料より)[写真拡大]

 トヨタ、電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージらで構成される「きぼうロボットプロジェクト」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと開発したロボット宇宙飛行士「KIROBO」本体と関連品の展示イベントを、8月22日(土)~27日(木)の期間、「日本科学未来館」にて実施する。参加費は無料。

 今回の特別展示は、東京では初となる一般公開であるとともに、一般向けに公開される今年最後の機会となる。特別展示では、ロボット宇宙飛行士KIROBOとバックアップクルーMIRATAの静態展示や、KIROBOの帰還にまつわるアイテムの展示に加え、音声合成ソフト体験「KIROBOの声を作ってみよう」や塗り絵のワークショップ、宇宙飛行士が着用するブルースーツを着てKIROBOと記念撮影ができるフォトスポットも用意し、夏休みに親子で楽しめる展示会となっている。

 さらに、8月23日(日)にはKIROBOの開発者によるトークショーを実施。開発責任者のトヨタの片岡史憲、ロボ・ガレージ代表でロボットクリエーターの高橋智隆、プロジェクトマネージャーの電通ロボット推進センター代表の西嶋賴親の3名が登壇する。

【KIROBOとは】
「コミュニケーションができるロボットと暮らす未来へ」というビジョンを元に2012年よりスタートした“KIBO ROBOT PROJECT”において開発された人型の会話ロボット。2013年にはISSに滞在し若田光一JAXA宇宙飛行士と共に、世界で初めてとなる "宇宙での人とロボットとの対話実験"で成功を収め、2015年3月には日本に帰還。KIROBOは、「地上から一番高い場所で対話をしたロボット」 と 「初めて宇宙に行った寄り添いロボット」として、2つのギネス世界記録に認定されている。

【KIROBO(KIROBO)の基本仕様】
■本体寸法:身長約34cm 全幅約18cm 奥行き約15cm
■重量:約1,000g
■発話言語 :日本語
■主要装備 :音声認識、自然言語処理、音声(発話)合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラ、記録用カメラほか
(記事:町田光・記事一覧を見る

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