12日の中国本土市場概況:上海総合は続落で1.1%安、人民元安が尾を引く

2015年8月12日 17:04

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記事提供元:フィスコ


*17:06JST 12日の中国本土市場概況:上海総合は続落で1.1%安、人民元安が尾を引く
12日の本土マーケットは値下り。主要指標の上海総合指数は、前日比41.59ポイント(1.06%)安の3886.32ポイントと続落した。上海A株指数は43.64ポイント(1.06%)安の4071.61ポイント。外貨建てB株相場も下落する。上海B株指数が2.24ポイント(0.61%)安の363.63ポイント、深センB株指数が11.83ポイント(0.95%)安の1230.66ポイントで引けた。

資金流出の懸念がくすぶる。中国人民銀行による11日の元切り下げに続き、12日も人民元の対ドル基準値を大幅に低く設定したことが嫌気された。上海総合指数は連日で節目の4000ポイントを前に足踏みをしていたため(本日の高値は3937.77ポイント)、上値の重さも意識されている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。指数はプラス圏に浮上する場面が何度かみられた。

人民銀の報道官が12日、国内外の経済・金融情勢から見て、「人民元相場の下落が続く基盤はない」との見解を示したことが投資家の不安をやや和らげている。また、後場の取引時間中に公表された7月の主要経済指標で、小売売上高や鉱工業生産額の伸びが前月から鈍化し、予想も下回ったことを受け、当局が景気下支えのため追加刺激策を打ち出すとの期待が強まった。

時価総額上位の金融株が下げを主導。中国銀行(601988/SH)が1.6%安、中国平安保険(601318/SH)が3.1%安で引けた。元安が逆風となる空運株は大幅続落。消費関連株、自動車株などもさえない。

半面、政策期待のあるゼネコン株は高い。中国中鉄(601390/SH)が3.1%上昇した。軍事関連株なども物色されている。《ZN》

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