11日の中国本土市場概況:上海総合ほぼ横ばい、元安で空運急落

2015年8月11日 17:04

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記事提供元:フィスコ


*17:04JST 11日の中国本土市場概況:上海総合ほぼ横ばい、元安で空運急落
11日の中国本土マーケットは小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比0.51ポイント(0.01%)安の3927.91ポイントと小幅ながら3日ぶりに反落した。上海A株指数は0.48ポイント(0.01%)安の4115.24ポイント。外貨建てB株相場も下落する。上海B株指数が1.33ポイント(0.36%)安の365.87ポイント、深センB株指数が4.01ポイント(0.32%)安の1242.49ポイントで引けた。

方向感を欠く展開。前日の終値を挟み、一進一退の値動きだった。上海総合指数は心理的節目の4000ポイントに接近しているため(高値は3970.34ポイント)、売り圧力が意識されている。人民銀行が事実上の「元切り下げ」を実施したことに関しては、投資家の評価が分かれた。輸出企業の収益が改善するとの期待が広がる一方、「中国内から資金が流出する」との見方も出ている。

業種別では、空運株の下げが目立つ。元安に伴い、ドル建て債務の実質負担が増えると懸念された。銀行株も売られる。「商業銀行の不良債権比率が直近3カ月で、1.39%から1.50%(↑0.11ポイント)に悪化した」と伝えられたことなどがネガティブ材料視された。保有する多額の人民元資産の目減りが警戒されている。

半面、資源株は物色される。商品市況高を追い風に、紫金鉱業集団(601899/SH)が値幅制限いっぱいまで買われ、江西銅業(600362/SH)が3.8%上昇した。産金株に関しては、元安基調を見越し、資産の目減りを防ぐため(ヘッジのための)金需要が増えるとの思惑も強まっている。輸出関連株、消費関連株などもしっかり。

【亜州IR】《ZN》

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