パナソニック、車載用の曲面タッチパネルを量産化

2015年8月6日 15:06

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パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社が量産する車載用「静電容量方式 曲面タッチパネル」(写真提供:パナソニック)

パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社が量産する車載用「静電容量方式 曲面タッチパネル」(写真提供:パナソニック)[写真拡大]

  • 分解図(パナソニックの発表資料より)

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は6日、カーナビゲーションシステムやディスプレイオーディオなどの表示画面に適した「静電容量方式 曲面タッチパネル」を量産すると発表した。

 「静電容量方式 曲面タッチパネル」は、樹脂製カバーパネルと高感度フィルムセンサ一体型の曲面タッチパネルで、対応サイズは5~12インチ。入力スイッチ類を簡単に実装できる穴あき成形を施している。高感度フィルムセンサにより、手袋での操作やマルチタッチ対応で操作できる。

 耐湿、高温、熱衝撃特性などの高い信頼性を確保しつつ、樹脂製カバーパネルと高感度フィルムセンサを積層できる独自の真空貼り合わせ工法技術を開発した。フィルムセンサの上下電極間、およびカバーパネルとセンサ間は、OCAを用いた気泡レスの貼り合わせにより、高透過、低反射による高い視認性となっている。

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