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ロート製薬、琉球大学内に再生医療研究センターを設置
再生医療研究センター(ロート製薬の発表資料より)[写真拡大]
ロート製薬は26日、琉球大学内に再生医療研究センターを建設し、寄贈いたしたと発表した。それに伴い28日に琉球大学にてオープニングセレモニーを実施する。同社が取り組んでいる脂肪由来幹細胞を使用した再生医療の基盤研究を進め、共同研究を行うと共に早期の医薬品開発を目指す。
同社は体性幹細胞に注目し、体性幹細胞の活性化や外部因子の研究により、病気の治療だけでなく、将来的には予防医療にも繋がるのではないかと考え、体性幹細胞の実用化を促進する「再生医療研究企画部」を2013年に設立した。現時点では体性幹細胞の中でも脂肪幹細胞に着目し、無血清・アニマルフリー培地技術を活かして、脂肪幹細胞を使用した再生医療領域での国際的な開発競争をリードすべく、医薬品としての早期実用化を目指している。
センターでの研究内容は、脂肪幹細胞を用いた基礎研究並びに臨床研究、目標は脂肪組織を用いて分化能や効果の優れた沖縄特有の脂肪幹細胞を見出し、細胞の特性解析、種々薬理薬効評価を基に、各種疾患に対する治療薬開発を行うこと、である。
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