富士通、合併と新会社設立でネットワークビジネス体制を再編 

2015年5月22日 19:14

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再編前と再編後の比較 (富士通の発表資料より)

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 富士通は22日、ネットワーク仮想化への展開、先進技術を活用したグローバル製品の提供、サービスビジネスの拡大を実現するため、ネットワークビジネスの体制を強化すると発表した。

 富士通グループに分散しているネットワークビジネスの営業、開発機能を富士通に統合する。10月1日付で、富士通テレコムネットワークス、富士通ワイヤレスシステムズを富士通に吸収合併する。これにより、一体運営による事業効率化や分散ロスの解消を図るとともに、製品開発力を強化する。

 また、両社の製造機能を統合のうえ、小山工場(栃木県小山市)をマザー工場とするネットワーク製品全般の製造を担う新会社「富士通テレコムネットワークス株式会社」を10月1日付で設立する。新会社は、フォトニクスネットワーク、アクセスネットワーク、および多重無線などのネットワーク機器・装置・システムの製造を事業内容とし、富士通の100%子会社となる。

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