ドコモとソフトバンク、スマホから複数のIoT機器を一元操作可能な標準化を促進

2015年5月1日 14:36

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「GotAPI」使用イメージ(写真:ドコモ発表資料より)

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 ドコモとソフトバンクは4月30日、「デバイスWebAPIコンソーシアム」の設立を発表した。

 「デバイスWebAPIコンソーシアム」は、複数のウェアラブル機器やIoT機器を一元的に操作するスマートフォンアプリやWebアプリの開発を容易にするインターフェース技術「GotAPI」について普及活動や機能検討を行う。「GotAPI」は、ドコモが開発した「デバイスコネクトWebAPI」をベースに、携帯電話に関する規格策定を行う国際的な標準化団体であるOMAで4月16日に標準化されたインターフェース技術である。

 「GotAPI」をインストールしたスマートフォンでは、スマートフォンアプリやWebアプリから「GotAPI」に対応する複数のウェアラブル機器やIoT機器を一元的に操作することが可能となる。2020年代に向けて、情報通信分野では、通信の高速化・大容量化の進展とともに、あらゆるモノが通信でつながるIoTの時代になると言われ、今後も通信機能を活用したさまざまな機器の登場が予想されている。より便利にIoT機器を使用するには標準化されたインターフェース技術が必要である。

 同コンソーシアムは、幅広く機器メーカーやサービス提供会社などへ参加を呼び掛け、さまざまな機器やアプリケーションでの「GotAPI」の採用を促進するほか、機器やアプリケーションの実用化に向けた開発支援や課題解決のサポートなど、普及拡大に向け取り組んでいくという。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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