1日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、中国本土の景気先行きに対する不安和らぐ

2015年4月1日 18:06

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記事提供元:フィスコ


*18:06JST 1日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、中国本土の景気先行きに対する不安和らぐ

1日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比181.86ポイント(0.73%)高の25082.75ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が191.19ポイント(1.55%)高の12537.28ポイントと、そろって3日続伸した。主要指標のハンセン指数が節目の25000台で取引を終えるのは、昨年の9月8日以来、約7カ月ぶりとなっている。売買代金は1103億2600万香港ドル(3月31日は1488億8100万香港ドル)。

中国景気の先行き不安がやや和らぐ。取引時間前に公表された3月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は、前月(49.9)と予想(49.7)を上回る50.1で着地した。前月比で上昇するのは2カ月連続で、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに上回っている。

業種別では、H株証券・保険セクターの上げが目立つ。海通証券(6837/HK)が5.1%高、中信証券(6030/HK)が4.3%高、中国人民財産保険(2328/HK)が2.5%高で引けた。証券株に関しては、本土株式マーケットが活況を呈するなか、各証券会社の売買仲介手数料収入が今年3月に過去最高を記録したと報じられたことが材料視されている。保険株については、当局が国内保険会社に対する運用規制の緩和を決定したことを受け、運用収益の拡大が期待された。

緩和項目の中には、香港マーケットの投資対象拡大(これまでメインボード銘柄に限定されていたが、今後はGEM銘柄への投資も可能)が盛り込まれていたため、成長性の高い新興株で構成される「S&P/HKEx GEM指数」は4.9%高と急伸している。

ゼネコン各社株も買われる。鉄道建設の中国鉄建(1186/HK)が8.5%高、同業の中国中鉄(390/HK)が8.1%高、交通インフラ整備の中国交通建設(1800/HK)が8.8%高とそろって反発した。前日は利食い売りにおされたものの、「一帯一路」(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)構想の期待感が根強い。買い戻しの動きが優勢となっている。

海運や空運の運輸株も物色される。太平洋航運集団(2343/HK)が6.3%高、中海集装箱運輸(2866/HK)が4.1%高、中国南方航空(1055/HK)が9.9%高、中国国際航空(753/HK)が4.8%高、中国東方航空(670/HK)が2.4%高と値を上げた。原油相場の先安感が続くなか、燃油コストの低減期待が高まっている。南方航空は7年3カ月ぶりの高値を更新した。

【亜州IR】《KO》

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