ホンダ、米子会社航空エンジン工場がFAAから製造認定を取得

2015年3月18日 14:35

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ターボファンエンジンHF120(写真提供:ホンダ)

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 本田技研工業(ホンダ)は18日、同社の航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロ インク(HAI)が、米国東部時間2015年3月17日に、米国ノースカロライナ州バーリントンの自社工場が、米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)による連邦航空規則のPart 21が定める製造認定(Production Certificate、PC)を取得したと発表した。

 HAIは、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)の合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines, LLC、GE Honda)が、2013年12月にFAA型式認定(Type Certificate、TC)を取得したターボファンエンジン「HF120」の生産を担当する。

 HF120は、初期の生産をマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で開始し、2014年11月から、GE Hondaの型式認定に基づいて、HAIバーリントン工場においてFAAの監督下で生産を行ってきた。今回の製造認定取得により、HAIバーリントン工場がエンジンを継続的に製造する能力を持つことが承認され、HAIの製造認定に基づきHF120の生産を行うようになる。FAAがジェットエンジン用に製造認定を授与するのは23年ぶりのことだという。

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