5日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、カジノ関連株の下げが目立つ

2015年3月5日 18:36

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記事提供元:フィスコ


*18:36JST 5日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、カジノ関連株の下げが目立つ

5日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比272.34ポイント安(-1.11%)の24193.04ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が140.90ポイント安(-1.20%)の11597.77ポイントと揃って3日続落した。売買代金は921億2500万香港ドル(4日は779億7300万香港ドル)に増えている。

買い控えムードが広がる。中国の国会に当たる全人代が本日開幕し、冒頭の政府活動報告で李克強首相は2015年のGDP成長率目標値を事前予想通り「7.0%前後」に設定すると発表。あわせて物価上昇率の抑制目標や雇用環境、鉄道投資の見通しも明らかにしたが、特段のポジティブ・サプライズはみられなかった。政策動向を見極めたいとするスタンスが強まっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、指数ウエートの大きい銘柄が安い。石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)と中国4大商業銀行の一角を占める中国銀行(3988/HK)が揃って1.6%、アジアで生命保険業務を手がけるAIA(1299/HK)が2.6%ずつ下落した。

カジノ関連株も下げが目立つ。永利澳門(1128/HK)が3.5%安、銀河娯楽集団(27/HK)が2.6%安、金沙中国(1928/HK)が2.3%安で引けた。マカオのカジノ市況が悪化するなか、米系大手の永利澳門が従業員に対し、無給休暇の取得を奨励したと伝えられたことが業界全体のネガティブ材料となっている。また、李克強首相が前述した演説のなかで、幹部の腐敗撲滅を強調したことを受けて、ハイローラーのマカオ離れが一段と進むと懸念された。

半面、エコ関連銘柄が物色された。太陽光発電関連の保利協シン能源HD(3800/HK)が3.9%高、中国興業太陽能技術HD(750/HK)が2.9%高、中国政府系環境インフラ投資会社の中国光大国際(257/HK)が3.7%高と買われた。李克強首相が「環境汚染の対策に強力な手段で取り組む」と発言ことが支援材料。保利協シン能源に関しては、通期業績の黒字転換見通しが好感された。

【亜州IR】《KO》

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