【アナリスト水田雅展の銘柄分析】NSユナイテッド内航海運は1月の戻り高値に接近、15年3月期業績増額の可能性を評価して上値試す

2015年3月3日 09:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 NSユナイテッド内航海運 <9180> (JQS)の株価は、2月27日に604円まで上伸して1月の戻り高値630円に接近してきました。指標面には依然として割安感が強く、今期(15年3月期)業績増額の可能性も評価して上値を試す展開が期待されます。

 NSユナイテッド海運 <9110> グループで、営業力の一層の強化を図るため14年10月1日付で商号を新和内航海運からNSユナイテッド内航海運に変更しました。

 鉄鋼向けの原料炭・石灰石・鋼材、電力向けの石炭、建設向けのセメントなどを輸送する内航海運事業を主力として、港湾運送事業やLPGタンクローリー等輸送事業なども展開しています。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しについては、前回予想(4月30日公表)を据え置いて売上高が前期比3.6%増の217億92百万円、営業利益が同25.9%減の13億86百万円、経常利益が同26.3%減の13億30百万円、純利益が同30.8%減の8億02百万円、配当予想は同10円減配の年間10円(期末一括)としています。

 第3四半期累計(4月~12月)は前年同期比7.1%増収、28.6%営業減益、28.5%経常減益、34.7%最終減益となり、通期見通しに対する進捗率は売上高75.9%、営業利益72.2%、経常利益72.9%、純利益75.1%と概ね順調な水準です。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月~6月)54億93百万円、第2四半期(7月~9月)55億52百万円、第3四半期(10月~12月)54億89百万円で、営業利益は第1四半期1億09百万円、第2四半期4億26百万円、第3四半期4億65百万円です。

 売上面では鉄鋼関連貨物の輸送量が堅調に推移し、営業利益は船舶ドック入りが集中して修繕費が一時的に増加した第1四半期をボトムとして改善基調です。原油価格下落による燃料価格下落メリットも考慮すれば、通期業績見通しは増額の可能性が高く、来期(16年3月期)も好業績が期待されます。

 株価の動きを見ると、原油価格下落を好感した1月5日の戻り高値630円から利益確定売りで上げ一服の形となりましたが、2月27日には604円まで上伸して1月の戻り高値に接近してきました。

 2月27日の終値604円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS74円44銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.7%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS663円52銭で算出)は0.9倍近辺です。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返して強基調を確認した形です。指標面には依然として割安感が強く、今期業績見通し増額の可能性も評価して1月の戻り高値、さらに14年1月の高値660円を試す展開が期待されます。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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