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コマツ、建設現場のあらゆる情報をICTでつなぐ「スマートコンストラクション」を提供
スマートコンストラクションのサービス内容とそれを支える技術を示す図(コマツの発表資料より)[写真拡大]
コマツは20日、建設現場用のICTソリューションである「スマートコンストラクション」を2月1日よりサービス開始すると発表した。建設現場のあるあらゆる情報をICTで繋ぎ、安全で生産性の高い現場を実現する。
コマツは、中期経営計画「Together We Innovate GEMBA Worldwide」で「イノベーションによる成長戦略」を掲げ、2013年からICTブルドーザ「D61PXi」やICT油圧ショベル「PC200i」などのICT建機の市場導入を進めてきた。
こうしたICT建機の開発に加え、建設現場が抱える様々な課題を解決し、「未来の現場」を実現させていくためのソリューションであるサービス新事業「スマートコンストラクション」をこれからの中核事業として育成するという。
具体的なソリューション内容は、建設現場の現況を無人ヘリや3Dレーザースキャナー、建設機械の運転席に搭載されたステレオカメラなどを活用することで、短時間で現況を正確に把握し、現場の高精度な3次元データを生成する。そのデータを基に、ICT建機は作業機を自動で制御するため、経験を問わず誰もが熟練作業者のような精度で作業を行うことが可能だという。
また、施工完成図面の3次元化、施工計画シミュレーションなどが行えるほか、ICT建機で施工した情報を蓄積し、施工後の整備・修繕に活かすことができる。
同社は、蓄積したデータは、社会インフラの整備や自然災害などを受けた地域の復旧作業にも役立てたいとしている。(記事:町田光・記事一覧を見る)
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