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【業績でみる株価】ディー・エル・イーは今・来期連続で最高益を更新見通し、株価ジリ高の方向
ディー・エル・イー <3686> (東マ)は、収益源となっているコンテンツアニメ「秘密結社 鷹の爪」がCM、アプリからのライセンス収入が急増している。このため今期に続いて来期も2ケタ増益が期待。株価は需給関係が悪く、当面は底練り状態となろう。ただ中期的に判断れば上値を目指すものと期待される。
同社は「秘密結社鷹の爪」などキャラクターを主体とした著作権ビジネスを展開しており、映像の企画・政策も手掛けている。さらに新規大型キャラクターの投入もあって今期の業績は絶好調だ。売上高は24億1000万円(前期比38.3%増)、営業利益4億9500万円(同59.7%増)、経常利益4億8900万円(同72.8%増)、当期純利益3億1100万円(同1.0%増)と大幅増収、大幅営業・経常増益を確保する見込みである。しかし、この見通しに対して、上方修正を予想する向きがある。これによると、売上高30億円(同72.2%増)程度、営業利益6億5000万円(同2.1倍)程度、経常利益6億5000万円(同2.3倍)程度、当期純利益4億円(同29.9%増)程度が期待できるという。
そして、続く来期は売上高40億円(今期予想比72.2%増)前後、経常利益8億円(同63.6%増)前後と今期と同様に大幅な増収増益が見込めるという観測が出ている。もちろん、経常利益は今期に続き来期も更新することになる。また、一株当たり利益は前期22円、今期24円(会社側予想19円)、来期36円とアップする。
こうした好業績なのにかかわらず、株価は下値を切り下げてきた。これは、需給関係の悪化に大きな原因がある。好業績を期待して信用の買い残高が膨らみ、直近では172万株もある一方、信用売り残高は5万株と低水準だ。これが上値を圧迫しているのは事実だ。だから、値幅整理は完了したが、シコリ玉の整理が必要だ。このため、上昇波動復帰にはもう少し時間が掛かりそうである。目先の投資収益を考えている投資家は、不向きな銘柄だと思うが、中長期投資というスタンスなら、時価の700円近辺は絶好の拾い場と判断できると思う。目標は2014年8月の高値1212円となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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