「子育てと喫煙」実態調査、4割の親が子の受動喫煙気にせず=オウチーノ総研

2014年12月29日 00:39

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子どもの受動喫煙を気にする親の割合を示す図(オウチーノ総研の発表資料より)

子どもの受動喫煙を気にする親の割合を示す図(オウチーノ総研の発表資料より)[写真拡大]

 オウチーノ総研は25日、同社が行った「『子育てと喫煙』に関するアンケート調査」の結果を報告した。その結果、喫煙する親の40%以上が、子どもの受動喫煙を気にしていないことが分かったという。

 この調査は、子どもがいる 20~39歳の既婚男女662名を対象に、インターネットを通じて行われた。「あなたは煙草を吸いますか?」という質問に対し、男性は「吸う」と回答したのが41.6%、「禁煙した」が20.1%、「吸わない」が38.3%だった。
 
 一方女性は、「吸う」と回答したのが21.2%、「禁煙した」が19.4%、「吸わない」が59.4%だった。また、「子どもの受動喫煙は気にしますか?」と聞いたところ、「気にする」と回答したのは、男性が52.7%、女性が58.8%。喫煙する親の40%以上が、子どもの受動喫煙を気にしていないことが分かったという。

 煙草を吸う配偶者を持つ人に、「配偶者の喫煙についてどうお考えですか?」という質問をした結果は、「禁煙してほしい」と回答したのは、男性42.2%、女性38.4%。

 「子どもの前では吸わないでほしい」が、男性33.3%、女性35.7%、「子どもの前で吸っていないから特に何とも思わない」が男性17.5%、女性24.1%だった。そして「子どもの前でも吸うが特に何とも思わない」が男性7.0%、女性1.8%だった。

 煙草を吸う配偶者を持つ人は、男性、女性ともに約40%が配偶者に「禁煙してほしい」と考えており、50%以上が禁煙しなくても良いが、「子どもの前では吸わない」ことを求めていることが分かった。(記事:町田光・記事一覧を見る

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