横河電機、中国で年産1000万tの石油精製プラント向け制御システムを受注

2014年12月23日 13:48

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 横河電機の子会社である横河電機(中国)は22日、中石油雲南石化が雲南省に建設中の年産1,000万tの石油精製プラント向けに、制御システムを受注したと発表した。

 中国西南部、ミャンマーに隣接する雲南省では、2020年までにパイプラインを通じて搬入される原油を精製する石油精製プラント(年産2,000万t)とエチレンプラント(年産100万t)の建設が計画されている。ここで精製して、雲南省をはじめとする中国西南部の工場に石油製品を供給することで、輸送コストの削減を図る。今回、中石油雲南石化は、計画の第1期プロジェクトとして、雲南省昆明市中心部から約40kmの安寧市工業団地に、中国西南部で最大級の年産1,000万tの石油精製プラントを建設する。プラントの稼働開始は、2015年を予定している。

 横河電機(中国)は、石油精製プラントの主要な設備を監視・制御する統合生産制御システム「CENTUMVP」を納入し、エンジニアリング、据付支援、試運転支援を行う。同社は、2013年にこのプラント向けにオイル・ムーブメント・アンド・ストレージシステムを受注している。今回、これに続いて制御システムを受注した。

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