16日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、HSBC中国製造業PMIの低下などを嫌気

2014年12月16日 18:49

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記事提供元:フィスコ


*18:49JST 16日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、HSBC中国製造業PMIの低下などを嫌気

16日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比357.35ポイント安(-1.55%)の22670.50ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が75.75ポイント安(-0.68%)の11136.90ポイントとそろって4日続落した。売買代金は912億4000万香港ドルに拡大している(15日は686億1800万香港ドル)。

内外環境の不透明感が重し。WTI原油先物の急ピッチな値下がりを受けて、昨夜の欧米株が軒並み下落した流れを引き継いだ。また、中国景気の先行き不安も強まった。取引時間中に公表された12月のHSBC中国製造業PMI(速報値)は、予想を(49.8)を下回る49.5。景気判断の分かれ目となる50を7カ月ぶりに下回ったことで、投資家のセンチメントが悪化した。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオを基盤とするカジノ運営会社の銀河娯楽集団(27/HK)と全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)がそろって3.6%安、中国インターネットサービス大手の騰訊HD(700/HK)が3.5%安と下げが目立った。

H株エネルギーセクターもさえない。石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が2.3%安、石炭生産で国内2位の中国中煤能源(1898/HK)が2.2%安、石油・化学大手の中国石油化工(386/HK)が1.7%安と値を下げた。

半面、証券株と保険株は高い。中信証券(6030/HK)が6.6%、海通証券(6837/HK)が6.4%、中国銀河証券(6881/HK)が3.8%、中国太平洋保険(2601/HK)が3.0%、中国平安保険(2318/HK)が1.6%ずつ上昇した。このところのマーケットが活況で推移していることが手がかり。証券株に関しては、中信証券が信用取引業務の検査を無事に通過したと伝えられたことも買い安心感を誘った。市場では、信用取引業務の規制が近く緩和されるとの観測も流れている。《KO》

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