10日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、中国本土株の反発を好感

2014年12月10日 18:23

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記事提供元:フィスコ


*18:23JST 10日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、中国本土株の反発を好感

10日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比38.69ポイント高(+0.16%)の23524.52ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が39.53ポイント高(+0.35%)の11372.45ポイントと小反発した。売買代金は1099億3100万香港ドル(9日は1441億8700万香港ドル)。今月1日から8営業日連続で1000億香港ドルの大台を上回った。

本土株高が追い風。前日に5%超の下げを記録した上海総合指数がこの日は反発し、中盤から上げが加速するなか、香港でも買い安心感が広がった。香港の各指数は前場、一進一退の値動きで方向感に乏しかったが、後場から買いの勢いが増した。

翌年の経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が開催期間(9~11日)に入るなか、景気テコ入れなどの政策期待も強まった。なお、寄り付き直後に公表された11月の中国物価統計では、生産者物価指数が前年同月比で2.7%低下したことが明らかにされる。マイナス幅が予想(-2.4%)より拡大するなか、企業活動の停滞が懸念されたものの、当局が景気刺激策を打ち出すとの思惑が徐々に強まった。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオを基盤とするカジノ運営会社の銀河娯楽集団(27/HK)が3.2%高、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が2.4%高、石油生産大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.6%高と上げが目立った。

政策期待が強まる中で水関連株も買われた。北京市政府系の下水処理大手である北控水務集団(371/HK)が9.3%高、天津市でインフラ事業を展開する天津創業環保(1065/HK)が8.9%高、給水事業を中核とする粤海投資(270/HK)が5.4%高、水道供給と下水処理の中国水務集団(855/HK)が3.9%高と値を上げた。李克強首相は先月24日、水利設備の建設は早急に進めなければならない重要政策だと強調。水不足の解消に向けて、172件の大型プロジェクト実施を急ぐ考えを示していた。《KO》

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