【編集長の視点】日立キャピタルは3連騰、連続最高純益更新・連続増配を見直し割安修正買いが増勢

2014年11月20日 09:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 日立キャピタル <8586> は、27円高の2725円で寄り付き3日続伸している。今年10月27日に発表された今3月期業績の上方修正、最高純益更新幅の拡大や連続増配を見直し割安株買いが増勢となっている。親会社の日立製作所 <6501> が、11月19日にイタリアの防衛・航空大手から鉄道車両・信号事業を買収するなどインフラ関連事業を強化すると報道されて年初来高値を更新したこともフォローし、英国で親会社と鉄道事業を積極展開する同社株に関連株人気期待も高まっている。

■グローバル事業の4極向けの取扱高が2ケタ増と好調に推移

 同社の今3月期業績は、第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて前年同期比10.1%増収、18.8%経常増益、15.4%純益増益と続伸して着地したことを踏まえて上方修正された。2Q累計業績は、国内事業では、社会インフラ、環境・再生エネルギーなどの注力6分野に経営資源をシフト、消費者向け事業の縮小や消費税増税の反動減で伸び悩んだが、グローバル事業では欧州、米州、中国、ASEANの4極で成長戦略を推進、英国の消費者・法人向け事業の拡大やポーランドやカナダなどへのビークルソリューション事業の積極展開などで4極向け取扱高が、揃って2ケタ増と伸び、利益が、期初予想を25億円~23億円上ぶれて着地した。

 3月通期業績は、期初予想より営業収益を15億円、経常利益を26億円、純利益を17億円それぞれ引き上げ、純利益は、248億円(前期比11.7%増)と連続した過去最高更新を見込んでいる。配当は、中間期・期末配当を期初予想の各25円から27円にアップさせ、年間配当を54円(前期実績48円)と予定、連続増配幅を拡大させる。

■PER12倍台、PBR1.07倍の割安修正で三角保ち合いを上放れ

 株価は、今期業績の連続最高更新・増配予想を評価してつけた2942円の戻り高値から全般相場の波乱展開とともに、2304円まで調整、PBR1倍割れは下げ過ぎとしてリバウンド、今期業績の上方修正・増配を手掛かりに2875円まで買い進まれ25日移動平均水準を前に三角保ち合いに煮詰まり感を強めているところである。PERは12倍台、PBRは1.07倍、配当利回りは1.98%といずれも市場平均を下回って割安であり、保ち合いを上放れ戻り高値抜けから昨年12月につけた上場来高値3160円へのキャッチアップを強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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