【木村隆のマーケット&銘柄観察】クボタは海外の売上げ好調で増額期待が強まる

2014年10月6日 11:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  クボタ <6326> が見直し買いの流れに方向転換の兆しを強めてきた。今2015年3月期の第1四半期の業績は、営業利益が前年同期比11%増の524億円を確保した。第1四半期としては過去最高となる。

  国内では消費税増税後の反動減で農業機械がダウンしたものの、エンジン、建設機械が好調に推移し。北米では主力のトラクタが新製品の投入効果などで大幅な増収となりエンジン、建設機械も順調に拡大した。欧州では景気回復や為替改善の効果もありトラクタ、建設機械、エンジンが大幅に伸長した。アジアでは建設機械がほぼ前年同期並みとなったが、主力市場のタイ、中国で農業機械が低迷した。

  第1四半期の業績好調にもかかわらず営業利益2000億円、前期比1%減に据え置いている。ここらあたりがネックになり、株価が調整度合いを強める結果となっている。

  しかし、タイ、中国情勢は引き続き不透明感が強いが、為替の円安推移が寄与、欧米の好調がけん引する形で、通期でも増収増益を確保する公算が高くなっている。

  国内では農業の担い手不足に対応する大型農業機械へのニーズは根強い。建設機械も復興・街づくりなど高水準の需要が期待できる。海外では米国の住宅着工と関係の深い小型トラクタ、アジアで強みを持つ水田耕作用農機に加え、欧州を中心に畑作分野も来期より本格展開を図る計画だ。

  第1四半期の好調な決算を受け証券会社のレーティング引き上げ、レーティング最上位継続、目標価格の引き上げなどが相次ぎ、アナリスト筋の評価も高まりを見せている。海外売上げ比率の高まりと相まって、成長性には光るものがある。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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