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サントリーが売上高で業界初の首位
*15:08JST サントリーが売上高で業界初の首位
6日、ビール大手4社の2014年6月中間連結決算が出揃い、サントリーホールディングス(HD)が売上高でキリンHD<2503>を抜き中間期として初めて業界トップに立った。
2014年12月期のサントリーHDの中間決算は、主力の高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の出荷が過去最高を更新したことや、5月に米大手蒸留酒メーカー「ビーム社」を買収したことなどにより、売上高が前年同期比18%増で過去最高の1兆1089億円となり、営業利益も32%増の644億円と過去最高を更新した。
アサヒグループHD<2502>は、2月から一般販売を始めた高級ビール「ドライプレミアム」の年間の販売目標を2度上方修正するなどビール類出荷量が13年ぶりにプラス転換し、売上高が前年同期比3.9%増の8112億円、営業利益も18.3%増の436億円となり、ともに過去最高を更新した。
サッポロHD<2501>は、売上高が前年同期比3.7%増となるなど増収増益となったが、小会社であるサッポロビールの「極ZERO」をめぐり116億円の特別損失を計上したため、最終損益は109億円の赤字となった。しかし、7月15日の再発売以降は予想を上回る売れ行きとなっているという。
一方、キリンHDは、サッカーW杯応援キャンペーンが不発となりビール類の販売が振るわなかったことやブラジルでの事業も競争激化で赤字となったことから大手4社で唯一、減収・減益となり、明暗を分けた。各社、消費税増税に対応すべく新商品を投入し積極的に販促に力を入れる中、主力の「一番搾り」の販売に経営資源を集中し注力したことも一因となったようだ。
下期は夏本番に入りビールの需要が増えたりクリスマスや忘年会での需要も多く見込める時期だけに、キリンHDが戦略ミスから巻き返しを図り首位を奪還することができるのか、それともこのまま置き去りにされるのか、ビール各社の熱い戦いから目が離せない。《YU》
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