【引け後のリリース】花王が通期の予想売上高を増額し自社株買いも発表

2014年7月29日 17:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■第2四半期の純利益は自主回収関連費用の反動で73%増加

 花王<4452>(東1)は29日の大引け後、第2四半期の連結決算(1~6月)と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、12月通期の売上高の予想を小幅だが増額修正。また、自社株買いは保有自己株式を除く発行株数の2.5%に相当する1300万株、取得価額は500億円を各々上限に、7月30日から10月24日までの期間に実施するとした。本日の株価終値は4181.5円(3.2円安)だった。

 決算短信によると、第2四半期の連結決算(1~6月)は、ビューティケア事業やヒューマンヘルスケア事業などのコンシューマープロダクツ事業で日本とアジアの売り上げが伸長し、また、ケミカル事業では天然油脂原料価格上昇に伴う販売価格の改定及び販売数量の増加に努めた効果などにより、売上高は前年同期比6.6%増加して6659.4億円となった。営業利益は、原材料価格上昇の影響を受けたものの、主に国内コンシューマープロダクツ事業の増収効果などによって同14.9%増の493.5億円となった。純利益は、前年同期にカネボウ化粧品ロドデノール配合美白製品に関する自主回収関連費用を計上したこととの比較で同73.3%増加し316.5億円となった。

 昨年自主回収を公表したカネボウ化粧品ロドデノール配合美白製品については、当該製品を徹底回収するとともに、当社グループを挙げて再発防止に努めている。また、白斑様症状を発症された方々の回復支援及び補償への対応を真摯に行っている。

 今12月期の連結業績予想は、米金融緩和縮小による影響や欧州の一部政府債務の問題、新興国経済の動向などによる景気下振れリスクが懸念され、また、天然油脂などの原材料価格の動向は不安定な状況が続いているものの、上期の実績及び原材料価格変動の影響などを反映した結果、売上高の予想は従来予想を1.5%増額して1兆3900億円の見込み(前期比では5.7%増)とし、営業利益は予想を据え置き1300億円(同4.3%増)とし、純利益も据え置き750億円(同15.8%増)とした。1株利益は147.54円。

 本日の株価終値は4181.5円(3.2円安)。今年は2月の3040円台を底値に好調で、7月17日に4310円の高値をつけた。美白化粧品の回収・補償問題についてはヤマを越えた印象が強まり、決算は想定より強めの内容との見方があるため、通期上ぶれの可能性から引き続き上値を追う展開が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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