【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フランスベッドHDは調整一巡して出直り

2014年7月28日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  介護・福祉関連用具のフランスベッドホールディングス <7840> の株価は、5月の年初来安値175円から7月4日と7月7日に192円まで切り返した。その後は戻り一服の形となったが、5月安値圏まで下押す動きは見られず、概ね180円台後半で推移して下値を切り上げている。介護・福祉関連のテーマ性も支援材料であり、調整が一巡して出直り展開だろう。なお7月31日に第1四半期(4月~6月)の業績発表を予定している。

  04年に純粋持株会社へ移行して、メディカルサービス事業(介護・福祉関連用具のレンタル・販売、介護予防の通所介護施設「悠々いきいき倶楽部」運営など)、インテリア健康事業(家庭用高級ベッド、医療・介護用ベッド、リハビリ商品など)、その他事業(日用品雑貨販売など)を展開している。

  成長分野のシニア・シルバービジネスに経営資源をシフトして、医療・介護用電動リクライニングベッド・マットレス、高齢者向け「リハテック」ブランドの電動アシスト三輪自転車やハンドル型電動三輪車いす、座いす型リフトアップチェア、さらに在宅・病院・福祉施設向け「見守りケアシステム」など、独自の新商品・新サービス投入を強化して介護・福祉用具レンタル市場でのシェア拡大戦略を推進している。さらに新規販売チャネル開拓で病院・施設向け取引も強化する方針だ。

  なお7月10日には、ドイツのソファブランド「エルボ」の日本初となるオンリーショップ「エルボギャラリー六本木」をオープンした。独エルボ社は最高級のレザーを使用したリクライニングソファを展開するソファメーカーで、フランスベッドは1989年から日本の総代理店として約1万6000本を販売してきた。

  今期(15年3月期)の連結業績見通し(5月15日公表)は売上高が前期比0.1%増の550億円、営業利益が同3.5%減の27億円、経常利益が同3.0%減の27億円、純利益が同0.2%増の14億円で、配当予想は記念配当50銭を落として前期比50銭減配の年間4円50銭(第2四半期末2円25銭、期末2円25銭)としている。

  セグメント別の計画は、メディカルサービス事業の売上高が同3.1%増の303億円、営業利益(全社費用等調整前)が同5.6%増の22億円、インテリア健康事業の売上高が同3.1%減の210億円、営業利益が同38.0%減の4億50百万円、その他事業の売上高が同3.4%減の37億円、営業利益が30百万円(前期は32百万円の赤字)としている。

  メディカルサービス事業は介護レンタルのシェア拡大や病院・施設向け物件取引の拡大などで増収増益見通しだ。インテリア健康事業は消費増税後の一時的な反動減を考慮して減収減益見通しとしている。ただし介護・福祉市場の拡大を背景に、高機能・高付加価値商品の投入による単価アップや、高齢者向け「リハテック」ブランド商品の家具店売り場拡大や直営店展開も寄与する。業績上振れ余地があるだろう。

  株価の動きを見ると、5月21日の年初来安値175円から7月4日と7月7日に192円まで切り返した。その後は戻り一服の形となったが、5月安値圏まで下押す動きは見られず、概ね180円台後半で堅調に推移して下値を切り上げている。

  7月25日の終値188円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円53銭で算出)は28~29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円50銭で算出)は2.4%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS165円85銭で算出)は1.1倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、26週移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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