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極めて乱暴なイエレン発言
記事提供元:フィスコ
*07:59JST 極めて乱暴なイエレン発言
先日の議会証言でイエレン連邦準備理事会(FRB)議長は「一部のセクターの株価は高すぎる」という趣旨の発言をした。これを受けて指摘を受けたセクターの株価は一時大きく下落した。しかし、各々のセクターの将来性や当該セクターに属する各々の企業の成長性はそれぞれ全く異なるはずで、ひとまとめにして「株価が高すぎる」というのは極めて乱暴な話だ。一体何をもって割高とするのかという基準も全く不明である。例えば、一部のセクターの株価のPER(株価収益率)が過去の数値と比べて非常に高いとしても、過去と現在の同セクターの今後の市場規模の拡大の可能性等は全く異なるはずである。
おそらく、イエレン議長は今後も米国の景気回復を確かなものにするために金融緩和を続ける意向なのであろうが、他方で金融緩和が続くことによるバブルの発生を懸念しているのであろう。
しかし、だからといって、FRB議長が株式アナリストのようなことを言って一部のセクターの株価を人為的に調整させるのは市場を歪めることになるし、FRBが使う政策手法としては極めて乱暴なものということができ、今後の金融政策や株価の動向によっては逆にFRBへの信頼を損なうものになる恐れがある。《YU》
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