地政学リスク警戒も需給懸念を警戒する向きは限られよう/ランチタイムコメント

2014年7月18日 12:08

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記事提供元:フィスコ


*12:08JST 地政学リスク警戒も需給懸念を警戒する向きは限られよう
 日経平均は続落。167.71円安の15202.55円(出来高概算10億5000万株)で前場の取引を終えた。マレーシア航空の旅客機がウクライナ東部上空で墜落したとの報道や、イスラエル軍がパレスチナ暫定自治区のガザ地区に侵攻したとの報道など地政学リスクに伴うリスク回避の流れが先行。幅広い銘柄が値を下げるなか、日経平均は一時15110.45円まで下げ幅を広げる展開となった。
 ただし、ソフトバンク<9984>が一時プラスに転じるなど、主力大型株に下げ渋りがみられるなか、日経平均はやや下げ幅を縮め、15200円を挟んでのこう着に。セクターでは鉱業のみがプラス。一方で、倉庫運輸、保険、精密機器、機械、ゴム製品、食料品、証券、ガラス土石、輸送用機器などが1%を超える下げとなった。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の8割を占めている。
 日経平均は下げ渋りをみせているが、それ程ショートポジションが積み上がっているとも考えづらく、リバウンド狙いの買いも限定的になりそうだ。三連休を控えていることもあり、地政学リスクが高まるなかでは、短期的な値幅取り狙いの商いにとどまりそうである。
 ただ、ソフトバンク<9984>が切り返しをみせるなど、市場のムードはそれ程悪くないように感じられる。中小型株などの弱い値動きについても、足元で米モメンタム株の不安定な値動きによって既に慎重スタンスであったとみられる。低位材料株にシフトしていたことから、需給懸念を警戒する向きも限られよう。昨日、強い値動きをみせていた鉄建<1815>は400円処での底堅い値動き。安川電<6506>など決算評価の動きもみられており、物色意欲は強そうだ。(村瀬智一)《FA》

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