【木村隆のマーケット&銘柄観察】イオンは絶好の押し目形成局面、通期では増益確保

2014年7月14日 12:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  イオン <8267> は今2015年2月期の第1四半期決算のネガティブサプライズを受け、調整色を強めているが、決算発表後、証券会社がレーティング最上位を継続する一方で、目標株価を引き上げる等、アナリスト筋の高い評価は変わらない。早期の出直りが期待できる状況にある。

  今期第1四半期は、純利益が前年同期比90%減の13億円に落ち込んだ。クレジットカードなど総合金融事業は好調だったものの、消費増税で節約志向が強まるなか、魅力ある低価格品などを打ち出せなかったことにより集客力が鈍り、総合スーパー事業が赤字になったことが響いた。

  価格訴求強化や既存店活性化など、総合スーパーを中心に集客力向上策をテコとした第2四半期以降の巻き返しを背景に、通期の純利益は480億円と前期比5%の増益を確保できる模様だ。

  ドラッグストア大手のウエルシアHD <3141> の発行済株式数の過半相当を取得する方向で合意済み。マルエツ <8178> 、カスミ <8196> 、丸紅 <8002> との間で合意した「首都圏SM連合」の創設などの、展開材料は多い。

  それらは、今後最終的な手続きに入り、正式に同社の子会社となるが、その収益寄与は来2017年2月期から本格化する運び。ウエルシアHD、マルエツ、カスミの3社の営業利益は前期実績で211億円に達している。収益押し上げの強力な要因になる。積極的な出店継続で、業績は中期増益基調を確保できる見通しだ。

  配当利回りも2.42%と高く、下値不安は乏しい。時価は絶好の買い場提供場面と判断できる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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