丸紅、福島県下郷町に小水力発電所を建設

2014年7月10日 15:24

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 丸紅は10日、同社子会社の三峰川電力を通じて、福島県南会津郡下郷町に小水力発電所「花の郷発電所」を建設し、来年4月から商業運転を開始すると発表した。

 同発電所は、同町内を流れる阿賀川水系大沢川の流水を利用する。発電出力は175kW、年間予想発電量は約100万キロワット時とする。同社によると、年間発電量は一般家庭約300世帯の年間電力消費量に相当するという。発電した電力は再生可能エネルギーの固定買取制度を活用し、完成後から20年間、売電する。発電事業は、福島県内における再生可能エネルギー発電設備等の導入事業に対して補助する「福島県市民交流型再生可能エネルギー導入促進事業」として採択されたという。

 三峰川電力は、2006年から小水力発電事業を行っており、本発電所は国内8か所目となる。同社では2020年までに国内30か所程度の中・小水力発電所の開発を目指しているという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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