【中国の視点】8割の中国人大富豪:3年以内破産へ、不動産・採鉱・鉄鋼に集中

2014年6月24日 08:10

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記事提供元:フィスコ


*08:10JST 【中国の視点】8割の中国人大富豪:3年以内破産へ、不動産・採鉱・鉄鋼に集中
中国人大富豪の資産が2000年から急速に膨らんでおり、資産100億元(約1637億円)以上の大富豪が急増しているほか、1000億元以上も珍しくないともいわれている。

ただ、専門家は、こうした大富豪の8割が3年以内に破産する確率が高まっているとの見方を示し、不動産や採鉱、鉄鋼関連に集中すると予測した。富裕層の資産が急増した背景について、2000年以降の製造業の急成長に加え、不動産の市場化や鉱産資源の私有化、人民元の上昇期待など総合的な要素が絡んでいたと分析された。

一方、環境悪化に伴う採鉱や鉄鋼、不動産など環境負荷の高い産業の規制強化を受け、鉄鋼や採鉱関連の破産事例がすでに出ていると指摘された。また、不動産バブルの深刻化に伴い、住宅価格の下落がこれからだといわれている。さらに、多くの国民の貯蓄が不動産市場に流入しているため、不動産バブルの崩壊が金融危機の発生を引き起こす可能性が高いともいわれている。

専門家は、採鉱や鉄鋼、不動産業がすでに危機発生一歩手前まで来ているにもかかわらず、中国の大富豪たちがそれに気付いていないことが最も深刻だと指摘。危機感が乏しいため、社会構図や経済状況の変化に対応しきれない公算が大きいため、短期間で破産の道に辿る危険性が潜んでいると警告した。《ZN》

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