23日の香港市場概況:大幅反落で5週ぶり安値、節目割れで投資家心理が悪化

2014年6月23日 18:04

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記事提供元:フィスコ


*18:06JST 23日の香港市場概況:大幅反落で5週ぶり安値、節目割れで投資家心理が悪化

23日の香港市場では主要指数のハンセン指数が大幅反落となり、前営業日比389.25ポイント安(-1.68%)の22804.81で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同197.35ポイント安(-1.90%)の10198.10、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同62.73ポイント安(-1.45%)の4264.05だった。

ハンセン指数は後場に値を崩し、終値で5月19日以来、5週間ぶりの安値で引けた。朝方に発表された中国の6月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことで堅調に推移していたものの、上値の重さが警戒されたほか、この日の中国本土市場が不安定な値動きとなったことで徐々に売りが優勢に。心理的節目の23000を割り込むと投資家心理が悪化し、下げ足が加速した。指数の節目割れは今月6日以来となる。

HSBCが発表した中国の6月製造業PMIは速報値で50.8となり、5月改定値の49.4を上回った。市場予想は49.7だった。昨年12月以来、6カ月ぶりに好不況の節目となる50を回復した。HSBCでは、国内外の需要が上向き、在庫消化も進んだと指摘。政府による小型の景気対策が奏功し、景気に明るさが見え始めたと分析している。

ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面安。値上がりは百麗国際(01880/HK)や恒安国際集団(01044/HK)など4銘柄にとどまった。指数ウエート最大のHSBC(00005/HK)が1.24%下落し、相場の足かせに。また、中国石油化工(00386/HK)や中国人寿保険(02628/HK)の下げも目立ち、3%以上の大幅安となった。

ハンセン銘柄以外では、長城汽車(02333/HK)が4.53%安と大きく下落。販売子会社の幹部3人の人事異動が伝わり、業績悪化によるものとの観測が浮上した。ただ、同社ではこの観測を否定している。半面、比亜迪電子(00285/HK)が1.93%上昇。外資系証券による目標株価の引き上げが好感された。《KO》

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