17日の香港市場概況:続落、地政学リスクなどを警戒した売りが継続

2014年6月17日 18:03

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記事提供元:フィスコ


*18:04JST 17日の香港市場概況:続落、地政学リスクなどを警戒した売りが継続

17日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続落となり、前日比97.08ポイント安(-0.42%)の23203.59で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同55.48ポイント安(-0.53%)の10466.65、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同5.83ポイント安(-0.13%)の4349.14だった。

ハンセン指数は終日マイナス圏でもみ合った。イラク情勢の緊迫化に加え、ロシアがウクライナ向けの天然ガスの供給を停止したと伝わるなど、地政学リスクが警戒された。また、ハンセン指数は引き続き年初来高値圏に位置するとあって、利益確定売り圧力も強まった。加えて、この日の中国本土株が下落したことや、5月の対中国直接投資(FDI)がマイナスに転じたことも弱気材料。商いは引き続き低調で、2日連続で500億HKドルを下回った。

ハンセン指数の構成銘柄では、カジノ株が安い。サンズ・チャイナ(01928/HK)が1.39%安、銀河娯楽(00027/HK)が1.13%安で引けた。マカオ当局が16日、中国本土住民のトランジット滞在期限を縮小する方針を発表したことが嫌気された。

半面、イラク情勢を受けて国際石油相場が上昇する中、中国海洋石油(00883/HK)や昆侖能源(00135/HK)など石油株が堅調だった。また、中国蒙牛乳業(02319/HK)が0.99%値上がり。HSBCが投資判断を2段階引き上げたことが買い手掛かりとなった。

ハンセン銘柄以外では、新世界中国地産(00917/HK)が16.93%安と急落。親会社の新世界発展(00017/HK)による非公開化計画について、法院会議で否決されたことが嫌気された。このほか、香港小売市場の先行き不透明感から、莎莎国際(00178/HK)が3.73%値を落とした。《KO》

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