【木村隆のマーケット&銘柄観察】丸井グループは中期経営計画の変貌路線を評価する展開に

2014年6月11日 14:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  丸井グループ <8252> の戻り第2ラウンド入りが期待できる。アイフル <8515> など消費者金融株の強調が支援要因となるほか、小売業界が消費税増税を着実に吸収しつつあり、今後改めて同社への見直し人気が高まる方向が予想される。

  前2014年3月期は営業利益271億円(前々期比11%増)を確保、今2015年3月期も営業利益280億円(前期比3%増)の順調な利益確保が想定されている。足元の収益とともに、今後株価をロングランで支えていくのが中期経営計画である。小売・店舗のビジネスモデル転換、カードの全国展開を軸に2017年3月期に営業利益360億円以上を目指す。

  小売・店舗のビジネスモデル転換では、賃貸契約のテナントを大幅に増やす。アパレルなど取引先から仕入れて販売してきた売り場を今後5年間で、テナントに切り替えていく。売り上げが減少しても安定的な賃料収入を得ることができるほか、衣料品以外の多様な店舗を誘致しやすい利点もある。賃貸中心の事業モデルに移行することになる。

  カード事業は、丸井店舗内が中心だったカード発行拠点を、長崎のハウステンボスやゲームソフト開発のアイディアファクトリーなど、様々な地域・分野の企業との提携やWebなどを通じて全国に拡大し、カード利用率をさらに高めることで、今後のクレジット市場の成長を取り込む方針だ。そうした今後の展開に期待が大きい状況で、PBR0.94倍、PER128倍の株価は割安に映る水準である。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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