日本株見通し:旅行収支が44年ぶりに黒字、旅行やレジャー関連への波及も

2014年6月10日 08:00

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記事提供元:フィスコ


*08:00JST 日本株見通し:旅行収支が44年ぶりに黒字、旅行やレジャー関連への波及も

10日の東京市場はやや上値の重さが意識される相場展開になりそうだ。9日の米国市場ではM&Aの発表が相次いだことが材料視され、NYダウ、S&P500指数は史上最高値を更新している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の15165円となり、日経平均は戻り高値水準での底堅い展開が見込まれる。

一方、高値警戒感が根強く、日銀の金融政策決定会合や先物・オプション特別清算指数算出(SQ)を週末に控え、手掛けづらさもみられる。また、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>にやや買い疲れ感がみられ、利益確定の売りが出やすい状況。

また、ファーストリテ<9983>は、ユニクロが8月に発売する秋冬向けの新商品から5%前後の値上げに踏み切ると報じられている。国内事業の収益確保が狙いだが、値上げによる販売減への警戒感が高まるようだと、日経平均の上値の重しになりかねないだろう。

物色の流れは、個人主体による中小型株にシフトしやすい。足元でミクシィ<2121>は一服ながら、投資資金が他のゲーム関連などに波及する好循環が続いている。10日からロサンゼルスでゲーム見本市(E3)が開催されることもあり、引き続き物色の矛先が向かいやすいだろう。

そのほか、医療ロボット、ビッグデータ、人材、ロープウエーなどのテーマ物色も引き続き注目されるだろう。また、財務省が9日発表した国際収支速報によると、4月の経常収支は訪日観光客の増加で旅行収支が44年ぶりに黒字に転じた。旅行やレジャー関連への波及が注目されそうだ。《TN》

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