【木村隆のマーケット&銘柄観察】フィックスターズは高い技術力をベースに成長を目指す

2014年6月5日 10:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フィックスターズ <3687> (東マ)がもみ合いを上放れ、新展開入りを果たしてきた。みずほ証券のデリバティブ評価システムを、インテルのメニーコアプロセッサを用いて、従来システムに比べ30倍高速化することに成功したと発表したことがきっかけになった。金融機関のデリバティブ取引は複雑化の傾向を強めており、今後は他の金融機関への採用が期待されるところ。

  また、同社が提案していた「並列ハードウェア活用を加速させる画像処理フレームワークの開発」が独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「平成25年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業」に採択された。検査装置、医療機器、画像認識といった画像処理が必要となる産業分野において高効率な処理を実現する並列ハードウェアの活用を加速させることを狙いとしたもので、改めて同社の実力の高さが認識される材料である。

  同社は金融機関のコンピュータシステムや、産業・医療分野で用いられる画像検査装置の処理を高速化するサービスを提供している。また、ストレージ市場における主要なデバイスが、ハードディスクを利用したものからフラッシュメモリを使用したものへと変化しつつあることから、フラッシュメモリを制御するソフトウェア開発にも注力している。

  今2014年9月期の3月中間決算は売上げ14億3500万円(前年同期は未公表)、営業利益2億6700万円(同)を達成。通期の売上げ27億9400万円(前期比61.9%増)、営業利益4億800万円(同61.2%増)の大幅増収益見通しは据え置かれている。

  アナリスト筋では中間決算の好調を踏まえ、今期業績の増額を想定する声が強くなっている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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