ソフトバンクが主役に返り咲くか/ランチタイムコメント

2014年6月3日 12:03

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記事提供元:フィスコ


*12:03JST ソフトバンクが主役に返り咲くか
 日経平均は続伸。113.91円高の15049.83円(出来高概算11億6000万株)で前場の取引を終えた。2日の米国市場ではダウ、S&P500指数が最高値を更新した流れや円相場が円安に振れていたこと、さらに朝の外資系経由の売買注文が大幅な買い越しとの観測を受けて、日経平均は約2ヶ月ぶりに15000円を回復。また、GPIFの米沢委員長は、現在12%としている日本株の基本比率は、「20%というのも高すぎるハードルではないかもしれない」と、大幅な引き上げを検討する意向を示した。GPIFの比率引き上げへの思惑なども買い安心感につながったようだ。
 ただ、急ピッチの上昇に対する過熱感も警戒されるなか、寄り付き後はこう着感の強い相場展開に。中国の経済指標が予想を下回ったことなども、利益確定につながったようである。とはいえ、GPIFへの思惑のほか、法人税率の引き下げに関する報道なども伝えられるなかで押し目買い意欲も強く、日経平均は15000円を上回っての底堅い値動きをみせている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の過半数を占めている。セクターでは証券、石油石炭、銀行、金属、非鉄、電気機器、輸送用機器、機械などが堅調。
 日経平均はギャップ・アップで4月4日以来、約2ヶ月ぶりに15000円の節目を回復してきた。米株の上昇などもあろうが、やはりGPIFの比率引き上げに関連した報道が買い安心感につながっているようである。また、麻生財務相は閣議後の会見で、法人実効税率引き下げについて、責任ある代替財源の明記があれば来年度から実施しても構わないとの認識を示したと報じられている。そのため日経平均は15000円回復で利食いも出やすい半面、押し目買い意欲も相当強そうである。15000円を割り込まない状況が続くようだと、上値を買う動きが出てくる可能性もあろう。
 また、個人のベンチマークとして注目されていたミクシィ<2121>だが、さすがに2度目の信用規制強化によって利食い優勢の展開。ただ、マザーズ指数の下げは小幅にとどまっており、個人のセンチメント悪化にはつながらないだろう。一方で、ソフトバンク<9984>は寄り付き価格を上回って推移している。一目均衡表の雲のねじれの前に、雲上限を捉えてきている。主役に返り咲く動きをみせてくるかが注目される。(村瀬智一)《FA》

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