【木村隆のマーケット&銘柄観察】ディジタルメディアプロフェッショナルは先行きの変貌に期待

2014年6月2日 10:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ディジタルメディアプロフェッショナル <3652> (東マ)が再び動意づいてきた。5月9日にUKCホールディングス <3156> (東1)との業務本提携、及び第三者割当増資を発表した。同社の強みであるグラフィックスをはじめとするビジュアル・コンピューティング分野の技術と、UKCの強みである映像関連の事業基盤とを組み合わせることで、自動車、医療向けなどの同開発が期待され好感買いの動きが強まった。

  同社は、グラフィックスプロセッサの開発・販売を手掛ける。LSI(大規模集積回路)を構成する部分的な回路情報のモジュールのうち、特に単一機能でまとめられた物がIP。同社は、グラフィックスに特化した部分のIPコアをモジュールとして提供している。液晶表示をより早く美しく描画するための技術である。グラフィックスIPコアは、省コンテンツサイズ、省メモリ帯域、システムレベルでの低消費電力化に貢献している。主に携帯電話やデジカメ、ゲーム機やアミューズメント機器など、メモリ容量や消費電力に制限のある組込デバイスに能力を発揮している。

  前2014年3月期は売上げ3億5500万円(前々期7億1400万円)、営業損失5億6900万円(同1億2900万円の損失)となり、今2015年3月期は売上げ5億8000万円(前期3億5500万円)、営業損失4億円(同3億5500万円)を見込んでいる。

  売上げは伸びるが、前期に引き続き、次世代LSI開発の費用が膨らむことが利益を圧迫している。開発が進展し、売上げに寄与し始めた時、業容は大きく変貌する方向が予想される。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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