関連記事
テラ:再発卵巣がんに対する「バクセル(R)」の臨床効果と予後因子の検討に関する論文が専門学術誌に掲載される
■WT1ペプチドを用いた17症例では、71%において免疫応答が確認
テラ<2191>(JQS)が提供する、がんに対する免疫反応を強力に誘導することができる独自技術、樹状細胞ワクチン「バクセル(R)(Vaccell)」について、再発卵巣がんに対する「バクセル(R)」の臨床効果と予後因子の検討に関する論文が、卵巣がんにおける専門学術誌である「Journal of Ovarian Research」に掲載された。
卵巣は、骨盤内に存在しているため卵巣がんの症状が出るのが遅く、発見された時にはステージⅢ、Ⅳといった進行期と診断されることが多くある。標準治療である抗がん剤治療による完全寛解(がんの完全消滅)率は上昇しているものの、全患者の55%が2年以内に、70%が5年以内に再発する。再発した場合、抗がん剤治療を行うが、奏効率は平均して10~25%と低く、再発卵巣がんに対する新たな治療法が求められている。
今回の研究では、再発卵巣がんに対して大阪大学大学院杉山治夫教授が開発したWT1ペプチド等のがん抗原を用いた樹状細胞ワクチン「バクセル(R)」の安全性と臨床効果の検証、生存期間延長に関係する因子の特定等を目的とし、テラの契約医療機関である医療法人社団医創会セレンクリニックグループ(東京・名古屋)における卵巣がん56症例を対象に、後向きに解析(過去に溯って臨床結果を調べて解析する方法)を行った。56症例は、全例において初回抗がん剤治療が行われており、ワクチン投与時にプラチナ製剤(白金を用いた抗がん剤で、DNAの二重らせん構造に結合してDNAの複製を阻害するほか、がん細胞を自滅へ導く働きを持つ)を用いた抗がん剤治療を行っている症例は全体の48%、それ以外はプラチナ製剤ではない抗がん剤を用いたか、または抗がん剤治療を行っていない症例となっている。解析の結果、杉山教授が開発したWT1ペプチドを用いた17症例では、71%において免疫応答が確認された。また、全56症例において、再発卵巣がんと診断された日とワクチンの初回投与からの生存期間中央値(Median Survival Time、以下「MST」)は、それぞれ30.4ヶ月と14.5ヶ月であった。生存期間への関与因子をCox比例ハザードモデル(生存期間を分析する統計学的手法の一つ)により多変量解析(複数の値からなるデータ(多変量データ)をもとにして、データ間の相互関連を分析する統計学的手法の総称)したところ、ワクチン投与前にアルブミン値が4.0 g/dL以上であること、乳酸脱水素酵素(LDH)( 体内で糖分がエネルギーに転換されるときに働く酵素の一種)レベルが200 IU/L未満であることが、生存期間延長に関与する独立因子であった。ワクチン投与前のアルブミン値が4.0 g/dL以上もしくは4.0 g/dL未満の症例のMSTは、それぞれ19.9ヶ月と11.6ヶ月であり、対応する病勢制御率はそれぞれ36%と15%だった。これらの結果より、がん抗原に対して効果的に免疫を誘導でき、ワクチンを投与する際、良好な栄養状態を維持することが生存期間延長に重要である可能性がある。
テラは、今後も樹状細胞ワクチン「バクセル(R)」の更なるエビデンス(科学的根拠)の強化を図り、より良い細胞医療の開発・普及に取り組む方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【狙い場・買い場】綜研化学に利回り妙味、今期業績は急回復(2014/05/18)
・【相場熟者が答える投資相談】ソニーの今後の見通しとアドバイスを(2014/05/18)
・【木村隆のマーケット&銘柄観察】エンビプロは今期第4四半期から急向上、来期業績に期待感強まる(2014/05/16)
・【木村隆のマーケット&銘柄観察】アメイズは業容変革を評価する相場に期待、通期業績見直しも(2014/05/19)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
