【業績でみる株価】住友林業は久々の減益も小幅、売上1兆円の可能性で増配も、株価に上値余地

2014年5月14日 17:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 住友林業<1911>(東1・売買単位100株)の2015年3月期営業利益は、2009年3月期に減益となって以来の減益となる。

 振り返ると営業利益は2008年3月期の72億3500万円から2009年3月期に68億3700万円と減益となった。以来、2010年3月期から増益に転じ、前期・2014年3月期の営業利益は334億1500万円(前期比31.9%増益)と、ボトムだった2009年3月期に比べ4.8倍に大きく伸長した。1株利益でも2009年3月期の5.8円から127.2円に大きく増えている。この間の配当は年15円から年19円にアップしている。ただ、利益の伸びに比べると配当はやや物足りなさが残る。

 2015年3月期は売上が1.8%増の9900億円と伸長するものの、営業利益は7.2%減益の310億円とみている。1株利益は101.6円の予想。

 消費増税の影響が想定されている。ただ、海外事業やストック住宅事業(リフォーム)などの堅調で売上が1兆円に乗せる可能性もあり、連れて営業利益は減益回避の期待はある。

 仮に、今期売上が1兆円に乗せれば、記念の名目ででも増配は期待できるだろう。

 株価は業績ボトムの2009年3月の530円から2013年5月には1368円と大きく買われた。その後は940~1250円での往来となっており、足元では今年3月20日に957円の安値をつけ5月14日には1070円と出直っている。

 PERは10.5倍程度と今期の小幅減益を考慮しても割高感はなく、むしろ割安感があるだろう。直ちに昨年の高値奪回は難しいだろうが、短期的には1150~1200円ていどが見込めそうだ。その後、第1四半期の状況を見ての展開となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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