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NYの視点:来週はウクライナ住民投票に警戒
*08:26JST NYの視点:来週はウクライナ住民投票に警戒
5月6日付けのシカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで円の売り持ち高は前週から減少、昨年10月以来で最低となった。追加緩和観測を受けた円売りが後退したことが明らかになった。
■来週のポイント
親ロシア派分離主義者がプーチン大統領の呼びかけに反し強行決定をしたウクライナ、ドネツク州、ルガンスク州で11日に行われる住民投票に注目が集まる。また、イエレンFRB議長も回復の遅さに失望感を示した米国の住宅関連の指標をにらんだ展開となる。
●ウクライナ情勢
11日:親ロシア派は東部のドネツク州とルガンスク州の2つの州で住民投票を実施
プーチン・ロシア大統領は、「ウクライナ国境から部隊を撤収させた」「ウクライナ東部の新ロシア派に11日の住民投票延期を呼びかけ」と態度を緩和させたため、一時懸念が後退した局面もあった。しかしながら、親ロシア派分離主義者は大統領の呼びかけに反し、ドネツク州、ルガンスク州で住民投票を11日に予定通りに実施することを強行決定。
また、ウクライナ国境のロシア部隊の撤退もいまだ確認されていない。それどころか11日に予定されている住民投票を延期するよう呼びかけたロシアのプーチン大統領は8日、緩和姿勢を翻し軍に対し戦闘即応能力をテストするよう指示したと報じられている。ロシア外務省は米国とカナダの制裁強化に対応する方針を発表。ウクライナ情勢は引き続き予断を許せない状況にある。
●米国
11日:コチャラコタ米ミネアポリス地区連銀総裁(14年投票権有)
12日:プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁(14年投票権有)
13日:ロックハート・アトランタ連銀総裁(14年投票権無)、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁(14年投票権無)
15日:イエレンFRB議長が商務省商工会議所で講演:米・5月NAHB住宅市場指数(予想49、4月47)
16日:ブラード・セントルイス連銀総裁(14年投票権無):米・4月住宅着工件数(予想98.1万戸、前月比+3.7%、3月94.6万戸)建設許可件数(予想101.4万件、3月99.7万件)
イエレンFRB議長は今週実施された証言において労働市場や住宅市場への懸念が存続していることを明らかにした。米労働省が発表した3月の求人労働異動調査(JOLT)は401.4万件と市場予想の410万件を下回ったほか2月分も417.5万件から412.5万件に下方修正され、雇用の伸びも頭打ちとなった可能性もある。
議長は、特に住宅市場の回復が停滞していることに失望感をあらわにしたが、ピークとなる春先の住宅市場関連指標がFRBの見通しを下回るようであれば量的緩和第3弾(QE3)縮小ペースを鈍化、あるいは、利上げの時期を一段と先送りさせる可能性も出てくる。米国の金利先高感が後退することはドルの圧力となる。
*日本円
ネット・円売り持ち:-60,728(5/6)←円売り持ち:-70,352(4/29)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)
*ユーロ
ネット・ユーロ買い持ち:+32,551(5/6)←ユーロ買い持ち:+25,734(4/29)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)
*ポンド
ネット・ポンド買い持ち:+40,646(5/6)←ポンド買い持ち:+44,234(4/29)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)
*スイスフラン
ネット・スイスフラン買い持ち:+13,184(5/6)←スイスフラン買い持ち:+13,703(4/29)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)
*加ドル
ネット・加ドル売り持ち:-31,600(5/6)←加ドル売り持ち:-30,295(4/29)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)
*豪ドル
ネット・豪ドル買い持ち:+8,637(5/6)←豪ドル買い持ち:+10,706(4/29)
*NZドル
ネット・NZドル持ち:+20,693(5/6)←NZドル買い持ち:+18,480(4/29)
*メキシコペソ
ネット・ペソ買い持ち:+47,884(5/6)←ペソ買い持ち:+49,618(4/29)(直近買い持ち高最高:08年2/29+125,000)《KO》
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