富士通、小中学生向けにタブレット教材を使った環境教育の出前授業を実施

2014年5月7日 17:47

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 富士通は7日、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)と共同で、環境についての電子教材を作成し、小中学生向けにタブレットを使った出前授業を開始したと発表した。

 同社とWWFジャパンは、人間の生活が地球環境にどれほど負荷をかけているかを示す指標「エコロジカル・フットプリント」をテーマにした電子教材「地球1個分で暮らすために -エコロジカル・フットプリントから考える-」を共同で開発した。この電子教材は、富士通ネットワークソリューションが開発した「マーナビゲーション」というソフトウェアを活用したタブレット向けの教材となっている。

 出前授業では、この教材が入ったタブレットを生徒全員に貸し出し、講師用のパソコンと連携させて使う。「マーナビゲーション」を活用したことで、生徒全員の意見を共有し、グルーピングやグループごとのディスカッションに活用できるようになっている。また、テストの得点や問題ごとの正解率を把握して、適切な指導を行うことも可能となっている。

 授業は全国の小学校高学年、中学生を対象とし、同社の社員が講師となって、無償で行う。時間は、1時限(45分)もしくは 2時限(90分)。

 同社では4月に東京都町田市にある町田市立本町田東小学校の5年生のクラスで実施した授業を皮切りに、他の環境授業プログラムと合わせて年間100団体、5,000人を目標に、全国の小中学校で本授業を展開していくという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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