2日の香港市場概況:反発も上値は重い、米雇用統計待ちや本土休場で様子見ムード

2014年5月2日 17:35

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記事提供元:フィスコ


*17:36JST 2日の香港市場概況:反発も上値は重い、米雇用統計待ちや本土休場で様子見ムード

メーデー休暇明け2日の香港市場では主要指数のハンセン指数が反発となり、前営業日比126.70ポイント高(+0.57%)の22260.67で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同22.74ポイント高(+0.23%)の9802.46、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同4.31ポイント安(-0.10%)の4163.57だった。

ハンセン指数は終日プラス圏で推移。4月30日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)で米景気の先行きに楽観的な見方が示されるなど、堅調な外部環境が支援材料となった。ただ、買い一巡後には伸び悩む動きに。1日発表の中国の景況感指数は前月から上昇したものの、市場予想をやや下振れた。引き続き中国の景気動向を見極めたいとの思惑に加え、今晩には米雇用統計が発表されるとあって様子見気分が台頭した。中国本土市場が引き続き休場だったことから手掛かり材料にも乏しかった。

ハンセン指数の構成銘柄では、テンセント(00700/HK)が2.52%反発。休暇前は米ネット株安の流れで軟調な値動きが続いていたが、値ごろ感からの買い戻しが進んだ。このほか、銀河娯楽(00027/HK)が3.04%上昇するなど、カジノセクターも堅調。中国本土のメーデー連休(1-3日)入りで、マカオを訪れる観光客が増えるとの期待感につながった。

半面、本土系通信株が安い。中国聯通(00762/HK)が1.85%安、中国移動(00941/HK)が0.81%安で引けた。中国政府は4月30日、営業税を増値税(付加価値税)へと移行する税制改革を6月1日付で通信業界に適用する方針を発表。これを受けて通信キャリアを対象とした税率は上昇する運びで、各社が利益縮小見通しを発表している。

ハンセン銘柄以外では、鉄道関連が大幅高。なかでも中国中鉄(00390/HK)が9.27%値上がりした。中国政府が今年の鉄道投資予算を上方修正したとの報道が買い手掛かりに。予算引き上げは3度目で、今回は8000億元(約13兆2000億円)へと拡大された。一方、通信株の下落を受け、中興通訊(00763/HK)など通信設備の一角が売られた。《KO》

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