関連記事
グラフィティーアーティストのスティーブン・パワーズ氏が語る「原宿へのラブレター」
4月18日、東京・表参道にあるマーク ジェイコブスが手掛けるブックストア「ブックマーク(BOOKMARC)」にて グラフィティーアーティストのスティーブン・パワーズ(Stephen Powers)氏を迎え、サイン会を開催した。
フィラデルフィア出身のスティーブン・パワーズ氏は、幼少期から絵を描き始め、1984年よりグラフィティーを開始した。1994年からは、プロのアーティストの活動に専念。彼の描く、グラフィティーアートは街を美しくすると評価され、荒廃する街角を再生させるとも言われている。メッセージ性のあるカラフルなレタリングが特徴。今回のイベントにあわせ、原宿の街角にも、彼のグラフィティーが描かれた。
今回のサイン会は、彼の作品集「A LOVE LETTER TO THE CITY」発売を記念したもので、多くのファンが駆け付け、予定時間をオーバーする賑わいとなった。
サイン会を終えたパワーズ氏に話を聞いた。
――サイン会を終わった感想をお願いします。
とても感激しています。 原宿の人にとても感謝しています。
――日本にはこれまで来日した事はありますか?
今回で4回目になります。前回は2009年になります。
――その頃と比べ、東京は変わりましたか。
そうですね。変わったとこもあり、変わらない部分もありました。私は日本人のとても人間味溢れるところに感激しました。自分が自分らしくいられる場所ですし、とてもクラシックだと思います。
――原宿でグラフィティーアートを描いた時、苦労したことなどありましたか。
警察や近隣の住民との話し合いがとても大変でした。
――他の都市よりも大変でしたか。
大変というよりも、一つ一つがとても興味深かった印象です。東京は他の国よりも我々の活動を理解しようと試みてくれ、我々の活動自体をサポートしてくれました。最初に私が大きな壁でペイントした際に、近くにいた子供に向かって母親が「なにか日本にとって素晴らしい事をしているんだよ。」と話していました。その言葉にとても感銘を受けました。
――楽しかった事はありましたか。
天気もずっとよかったですし、東京のみなさんは前向きだし、とてもファッショナブルですよね。日本人はとても人生を楽しんでいるように思えますし、親切です。とても楽しい気分にさせてくれました。
――原宿でのグラフィティーは、いつもと違い、文字をあまり使わない多かったことが印象的でした。その狙いを聞かせてください。
まずは日本の人々に親近感を持ってもらいたかった。もちろん文字を使うのは得意としています。しかし、日本人デザイナーはあまり使っていないですよね。今回は文字を使わないで、彼らとのコミュニケーションを図る試みとして、文字を使わずに日本でチャレンジをしてみたいという気持ちがありました。
――今回、「now is forever」というメッセージを書かれました。その思いを聞かせてください。
「now is forever」を一番大きな壁にペイントをしました。日本には不運にも、災害の被害に合ってしまい、それは世界中の人が知っています。ペイントを通し、お互いを意識し合い、助け合うことで、想いが永遠に繋がるという事を強く残したいと思いました。
論理的に自身の思いを説明したパワーズ氏。日本に対する思いやりをアートに込めたことを強調した。街と向い合いながらアートを創造するパワーズ氏だからこそ持ち合わせる街への愛情を感じることができた。写真集のタイトルと同様に、今回のグラフィティーは、「原宿へのラブレター」であると言えよう。
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク

