【木村隆のマーケット&銘柄観察】ホットマンは割安ゾーンに到達、押し目買い流入へ

2014年4月15日 11:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ホットマン<3190>(JQS)は、徐々に見直しの局面に移行していくことが予想される。3月20日の上場に際しては、公開価格520円に対し、初値は871円と公開価格を67%上回る好スタートを切った。公開人気が高かった分、その反動もあり、上場日以降は売り物が先行する流れとなっている。

 しかし、株価が公開価格を割り込み、PBRが0.8倍に落ち込む状況に陥り、さすがに下げ過ぎとの見方が強まり、押し目買いが流入する状況を迎えている。利回りも2%弱と、そこそこの水準にあり、次第に押し目買いの水準が切り上がっていく方向が予想される。

 同社は、本社を仙台市に構え、イエローハット<9982>(東1)、TSUTAYA、アップガレージ、ガリバー<7599>(東1)、ザ・ダイソー、ニコニコレンタカー、スペースクリエイト自遊空間、SEGAワールドの店舗を運営するメガフランチャイジー企業だ。店舗出店エリアも宮城県からスタートして、岩手県、福島県、茨城県、栃木県、長野県と6県に渡り拡大してきている。

 特に、イエローハットの全国約500店舗のうち、ホットマンは、宮城県、岩手県内の全域と福島県・栃木県・茨城県・長野県で80店舗を経営。イエローハットグループの関連企業の中でも最大の経営基盤を誇る。

 前2014年3月期の第3四半期累計決算は、売上げ173億8300万円(前年同期は未公表)、営業利益7億5600万円(同)となった。通期については売上げ224億2100万円(前期比2.2%減)。営業利益10億100万円(同1.9%減)を想定している。東北中心に3店出店することなどにより、今期は増益に転じることが予想されている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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