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エストラスト:14年2月期連結業績は2ケタ増収増益
■早期完売に注力した結果、当初予算に対して販売活動費を大幅に圧縮
エストラスト<3280>(JQS)は10日、14年2月期通期連結業績を発表した。売上高102億86百万円(前年同期比18.4%増)、営業利益9億81百万円(同8.6%増)、経常利益8億90百万円(同9.6%増)、純利益5億43百万円(同15.0%増)と2ケタ増収増益を達成した。
主力事業である不動産分譲事業では、山口県、九州の主要都市で、不動産市況に適切に対応し、地域の需要に見合った分譲マンションの用地仕入・企画・販売を行った。また、早期完売に注力した結果、当初予算に対して販売活動費を大幅に圧縮した。
同社の事業は、不動産分譲事業、不動産管理事業、不動産賃貸事業、その他の事業を展開している。
不動産分譲事業の業績は、売上高は98億38百万円(同15.6%増)、セグメント利益は14億35百万円(同6.0%増)と増収増益。
不動産管理事業は、管理物件が増加し、マンション管理戸数は1,710戸となる一方で、人員及び管理体制の強化を図ったこと等により、人件費を中心とする経費が増加したことで、売上高は1億38百万円(同54.6%増)、セグメント利益は17百万円(同34.3%減)と大幅増収ながら大幅減益となった。
不動産賃貸事業では、同社グループが底地の一部を保有する事業用地で2013年3月にショッピングモールが開業し、また、同年4月には新たに商業施設を取得する等、ポートフォリオの充実と事業収益性の向上を図っている。その結果、売上高は92百万円(同48.0%増)、セグメント利益は62百万円(同104.7%増)と大幅増収増益。
その他の事業では、不動産の売買及び仲介等を行っている。周辺利便性と付加価値の向上を目的として、マンション事業用地の一部を売却した。結果、売上高は2億16百万円(同620.8%増)、セグメント利益は47百万円(同365.1%増)と大幅増収増益。
今期業績予想については、主力事業の不動産分譲事業の分譲マンションに関しては、通期引渡し予定戸数430戸に対して、既に355戸の契約を締結しており、契約進捗率は82.6%と高水準で順調といえることもあり、売上高120億円(前期比16.7%増)、営業利益10億90百万円(同11.1%増)、経常利益9億70百万円(同9.0%増)、純利益6億円(同10.4%増)、1株当たり純利益119.60円を見込んでいる。
10日の株価770円。今期予想PERは6.43倍、PBR1.83倍、配当利回り1.0%。
チャート的には800円ラインを挟んだ動きでモミ合っているが、好業績を背景に上放れが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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