下ひげを残す格好で切り返せるか/日経225・本日の想定レンジ

2014年4月11日 07:50

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記事提供元:フィスコ


*07:53JST 下ひげを残す格好で切り返せるか
[本日の想定レンジ]
 10日のNY市場は大幅に下落。週間新規失業保険申請数が予想よりも少なかったことが好感され小動きで始まったものの、昨日のFOMC議事録を受けた買いが一巡し、戻り売りが優勢となった。3月下旬から売りが目立っているバイオやネット関連株、小型株を中心に幅広く売りが広がる展開。ダウ平均は266.96ドル安の16170.22、ナスダックは129.79ポイント安の4054.11。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円安の14030円。

 米株安の流れを受けて、シカゴ先物にサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンからのスタートになろう。また、ファーストリテ<9983>ADR(米国預託証券)で4%超の下落となっており、日経平均を下押しさせる一因になりそうだ。これにより2月5日安値を捉えてくることになり、ようやくボトム形成が意識されてくる可能性がある。ボリンジャーバンドでは-2σを割り込んでくるため、売られ過ぎ感が出てくるだろう。もっとも、週足の一目均衡表では雲上限を割り込んでくる可能性がある。下ひげを残す格好で切り返せるかが注目される。13900-14200円のレンジを想定。


[予想レンジ]

上限 14200円−下限 13900円《TM》

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