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10日の香港市場概況:3日続伸、上海との相互接続発表で資金流入期待が強まる
*17:32JST 10日の香港市場概況:3日続伸、上海との相互接続発表で資金流入期待が強まる
10日の香港市場では主要指数のハンセン指数が3日続伸となり、前日比343.79ポイント高(+1.51%)の23186.96で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同40.57ポイント高(+0.39%)の10421.31、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同69.03ポイント高(+1.60%)の4374.26だった。
ハンセン指数は後場に上げ幅を拡大し、終値で23000台を回復。1月2日以来、約3カ月ぶりの高値で引けた。米国の早期利上げ観測の後退が支援材料。また、後場には中国と香港の証券当局が、上海・香港間の株式市場の相互接続を正式に発表したことで資金流入期待が強まった。テンセント(00700/HK)やカジノ株など、上海には上場していない優良株に買いが集中。商いも膨らみ、昨年11月18日以来の1000億HKドル超えとなった。
ただ、この日発表された中国の3月貿易統計では、輸出入が予想外のマイナスに転落。中国経済の先行き懸念から午前には売りが先行する場面もあった。また、中国の李克強首相は10日、経済の一時的な変動に対処するための、短期的で強い景気刺激策を実施することはないとの方針を示している。
ハンセン指数の構成銘柄では、テンセントが7.55%上昇。カジノ株も大きく上昇した。これらの銘柄は本土市場に上場していないことから、相互接続の開始で本土投資家の人気を集めるとの思惑が強まった。半面、華潤置地(01109/HK)が3.35%安で値下がり率1位。大株主による売り出しが嫌気された。なお、香港証券取引所(00388/HK)は株式取引を一時停止中。
ハンセン銘柄以外では、上海・香港証取の相互接続による商い拡大への期待感から本土系証券セクターが大きく上昇。中でも第一上海投資(00227/HK)は33.33%高と急騰した。また、AH重複上場銘柄のうち、AH価格差の大きい(=H株のディスカウント率が大きい)東北電気発展(00042/HK)なども急伸した。
上海、香港の両証取の相互乗り入れが実現すれば、それぞれの投資家は他方の市場への投資が容易となる。当局の発表によれば、初期段階では投資枠が計5500億元(約9兆750億円)に設定され、投資可能な銘柄も優良株やAH重複上場銘柄に限定される。正式な始動には6カ月の準備期間が必要としている。《KO》
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