日経平均は横ばい、トヨタ自の下値模索によるマインド悪化が重しに

2014年4月10日 15:10

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記事提供元:フィスコ


*15:11JST 日経平均は横ばい、トヨタ自の下値模索によるマインド悪化が重しに
日経平均は横ばい。米国の金融引き締め観測の後退を受けた昨晩の欧米株高が好感され、主力株を中心に買い戻しが先行した。ただし、大規模リコール問題などが重しとなりトヨタ自<7203>が下値模索となったことがマインドの悪化につながり、徐々に戻り待ち売りに押される格好に。

大引けの日経平均は前日比0.43円高の14300.12円となった。東証1部の売買高は19億924万株、売買代金は1兆8321億円だった。業種別では、電気・ガスや輸送用機器、保険、石油・石炭、情報・通信、鉱業などが軟調。一方、非鉄金属や卸売、繊維製品、電気機器、精密機械、機械、化学、陸運、鉄鋼などが上昇した。

個別では、ソフトバンク<9984>やファーストリテ<9983>、KDDI<9433>など、日経平均寄与度の大きい銘柄が軟調。また、三井住友<8316>や野村<8604>など、金融関連株も売り優勢に。その他、今期の業績予想を大幅に下方修正したサイゼリヤ<7581>が大幅安となった。一方、ファナック<6954>が投資判断の引き上げが支援材料となり強い動き。また、日産自<7201>やマツダ<7261>などが堅調だった。《OY》

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