概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は続落、経済指標の悪化をあらためて意識

2014年4月10日 10:07

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記事提供元:フィスコ


*10:07JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は続落、経済指標の悪化をあらためて意識
【ブラジル】ボベスパ指数 51185.40 -0.86%
昨日9日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比443.67ポイント安(-0.86%)の51185.40で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは21、値下がり52と売りが優勢。セクター別では、公益や素材が売られた半面、通信やヘルスケアが高い。

後半に買い戻される場面もあったが、終盤に下げ幅を再び拡大させた。経済指標の悪化があらためて意識されたことが利益確定売りを加速させた。マクロ経済が改善していないにもかかわらず、政権交代への期待高揚が最近の株価上昇につながったと指摘された。

【ロシア】MICEX指数 1348.85 -0.26%
9日のロシア市場は小反落。主要指標のMICEX指数は前日比3.48ポイント安(-0.26%)の1348.85で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは34、値下がり16と買いが優勢となった。

朝方は底堅い展開を示したが、その後は下げ幅を拡大させた。ウクライナとの対立が激化するとの懸念が相場の重し。プーチン大統領はこのほど、ウクライナに対する支援を永遠に継続することはできないと発言。また、ウクライナへの天然ガス売掛金について、ロシアが繰り上げ返済を求めるとも報じられた。一方、ウクライナ政府は、輸入価格が合意に至るまでロシアから天然ガスを輸入しないと発言。これでウクライナへの天然ガス供給を担っているガスプロム(GAZP)に売りが集中した。

【インド】SENSEX指数 22702.34 +1.61%
9日のインドSENSEX指数は大幅反発。投票が始まった総選挙で政権交代が実現するとの期待感は根強く、幅広い銘柄に買いが広がった。指数構成銘柄では、第一三共<4568>からランバクシー・ラボラトリーズの株式を買い取った製薬大手サン・ファーマシューティカル・インダストリーズが一時8%を超える急伸となって相場を支援。一方、来週から本格化する1-3月期(第4四半期)決算がさえない内容になるとの見方が警戒され、IT関連株は軒並み軟調に推移した。

【中国本土】上海総合指数 2105.24 +0.33%
9日の上海総合指数は3営業日続伸。終値で2100台を回復した。景気対策への期待感が引き続き指数をサポート。2014年の鉄道投資予算が拡大されるとの報道を受け、関連銘柄に物色が向かった。ただ、後場には一時マイナス圏に沈む場面も。前日の大幅上昇の反動に加え、翌10日に3月貿易統計など重要指標の発表を控え、手控えムードが強まった。なお、来週発表予定の1-3月期の国内総生産(GDP)成長率は市場予想で7.3%まで鈍化すると予測されている。《FA》

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